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Buenos días, señoras y caballeros

 お久しぶりです。未だに書いていなかったのでこのほど行ってきたスペインについてお話します。

 

 自分の海外旅行は毎度のことなのですが、とある電鉄会社系の代理店のツアーに家族でスペインへ行っていました。大学生にもなって家族旅行なんて胡散臭い感じもしますが、人の金で旅行行けるとなったら話は別です。多少の抵抗はあってもついていきませんかね?それに海外に一人は流石に注意すべきことが多すぎるうえ比較的英語ができる両親が居るだけでトラブルに巻き込まれた時はだいぶ楽になります。ただ、自分で工程立てて鉄道で観光地移動するような海外旅行にももちろん憧れはありますね。友達と夏あたりにやりたいなと計画しています。まあ本来は後者みたいなのを”旅行”と呼ぶべきなのでしょうが。

 

 で、こんなオタクブログでクソミーハーツアー観光客特有の写真を並べて感想述べるだけ、みたいな旅行自慢記事を公開しても面白くないですからね、いつも通りの遠征記みたいに当地の事情を交えながらを適当に書き並べておきます。

 

 出発は羽田です。いつも羽田に家から行くときはリムジンですが、最寄りから鉄道で行くとなると距離の割に羽田は乗り換えが多すぎて行きづらいです。成田のほうが楽とは流石に言いませんが、鉄道で行くとなると成田のほうが乗り換えが少なく済むんですねこれ。

 飛行機はフランクフルト乗り継ぎなのでルフトハンザの飛行機を使うのですが、ルフトハンザの羽田線は747とかいう古い機材を使っています。そのせいで座席前のタッチパネルの感度も最悪でしたが、公開中の映画だったり公開前のディズニーの映画だったりが何故か無料で見放題なのはつよかったです。ちなみに、ぼくは君の名は。をお恥ずかしながら見たことがなかったので、4回繰り返して見ました。大抵の東京のシーンは知ってるところでしたし、糸守の舞台は自分の地元(といっても飛騨と美濃でだいぶ違う)の岐阜なのでまあとても親近感がわきましたね。自分はあまり喋らないですが、なんといっても三葉ちゃんが岐阜弁で喋ってるの、めちゃくちゃ親近感が湧いてすごいかわいいなぁって思いました。今度は映画館で見たいですね。

 

 話をもとに戻しまして、バルセロナについたのは現地の夜の0時だったのでそのままベッドイン。翌日と翌々日はバルセロナ市街を観光しました。で最後の午後にはフリータイムがあったので団体から離脱して地下鉄の取材に向かいます。

 

 バルセロナは首都マドリッドに次ぐスペイン第二の都市ですが、文化的にはマドリッドよりも優れているとよく言われます。で、治安もこちらのほうがいいです。取り敢えず市内交通の一日券を購入して地下鉄に乗り込みます。僕も初めてヨーロッパに行ったときは驚いたのですが、こちらの一日券は1枚で、地下鉄、国鉄の運営する近郊電車、バスすべての市内区間が乗り降り自由になります。これでまあどこの都市も相場は700円前後。いわば、一日券が常に東京フリーパスみたいになってると考えていただけるとわかりやすいかと思います。

 

 個人的に驚いたのは駅の構内にトイレがないこと。駅構内にトイレが有るのは日本だけ…なんてことはありません。今まで行った幾つかの独、墺等の国にはすべての地下鉄駅にトイレが付いていました。ただ、どちらにせよヨーロッパは基本的に公衆トイレは環境保護の観点から有料なのでこれらの駅のものも全て有料でしす…。しかし、スペインの場合どうも駅構内にトイレがないらしいのです。なので非常にトイレを気にすることが多く、旅行中に唯一覚えたスペイン語単語は「Aseos」(日:トイレ)でした。

 

 また、スペインの鉄道は駅構内での写真撮影は原則禁止です。2003年に発生した列車での同時多発テロ以降そうなったようですが、観光客が撮影して写真を上げてる様を観測できるので観光客特有のスマホでの撮影くらいは何も言われないだろうとカメラの代わりにスマホで撮影することに。なので、糞構図のスマホで撮った適当写真を添えて今回の記事をお楽しみください。(ここだけの話帰ってきて写真見たらブレブレでかなりショックを受けている。)そして皆さんお待ちかね日本ですら不審物と間違われるアイツを取り出して手持ちでスピーカーに近づけて録音をします。

 

 海外では自由時間も限られていることですし、取材する路線は、路線図を眺めながら①それなりに路線が短いこと、②路線が繁華街を通らない等混まなそうなとこ、③一日券の範囲内であることの3要件を元に決定しています。

 

  そこでここバルセロナで白羽の矢が立ったのがカタルーニャ州営鉄道の8番(U8と表記)です。5駅で終点かつ、駅が中途半端な住宅街止まりなうえ11分間隔(半端すぎ、昔の遠鉄かよ)と高頻度運転をしていそうなのでこの路線に。スピーカーは網棚上ですが荷物が固定できないので手持ちです。12分で終点についたので折り返します。

 

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 また、時間がかなりあったのでカタルーニャ州営鉄道だけでなくバルセロナ市営交通の方も録音しようということで郊外の5駅間を走る12号線へ向かいます。道中の電車で録音をしてなかったから良かったのですが、ただの第三者が地下鉄の車内で自前のスピーカーとマイクを持ち込み勝手に歌いだした挙句チップをいろんな人にせがんでいます。勿論自分はあげてませんが、これ録音中にやられたら人溜まりもありませんね。そもそもそれ以前にシュールすぎる光景ではありましたが。

 

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 バルの自由行動はこれで終了です。ここからバレンシアコルドバ、セビーリャ等の都市を回りいくらかの聖堂や神殿等の観光名所を観光しました。世界史を授業でとっていた人はわかるかと思いますがスペイン南部は現在はキリスト教信者が圧倒的に多いですが、以前イスラム勢力に支配されていたこともあり2つの文化が混ざりあった独特の文化や建築を垣間見ることが出来ます。相容れないイメージの強い二者が共に混ざり合って文化を構築できるのはラテンの人の寛容さの賜物ですね。わりと文化物建築物を見るのは好きなので鉄道要素はなくても旅行は好きですが、あくまでここはオタクブログ。観光要素はこの段落にとどめておきます。

 

 

 

 この間実に6日ほどの日が流れ、2回目のマドリッドでの自由行動日はすでにツアー最終日。マドは特に治安が悪いと聞いていたので取材する気力も起きなかったうえ、バルよりも広大な鉄道網が築かれていたので取り敢えず色々乗ってみよういうことで特に計画をたてずに一日券を買うことに。しかし、親が鉄道に乗って郊外のアランフェスという都市へ行きたいが切符の買い方がわからないということでとりあえず中心広場の地下にあるSol駅へ行き切符を買って寄越すことに。ただ、結局一緒に自分も郊外電車の雰囲気を味わいたいということでアランフェスまで行くことにし、電車に乗り込みます。しかし、異国の地で駆け込み乗車をすることになるとは自分も思っていませんでした。20分間隔の電車を待つ気に離れないですね…。

 

 スペインの近郊電車には「セルカニアス」(以下、セルカニ)という愛称がついており、これが案内にも一般的に用いられます。そして各路線には日本と違い路線名ではなく系統番号が付与されます。このアランフェスまで行く電車はC3と表されます。このお陰で一々クッソ長い英字を発車標の中から探すことなく、番号を確認した後方向だけケアすれば簡単に乗ることが出来ます。日本でもこの取組は最近ナンバリング化でなされるようになってきましたが、こちらには基本的に路線名という概念がないので大都市圏では元から当たり前であったともいえますね。

 
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 券の使用範囲の関係もあるのでアランフェス到着後は親と別れて一人で来た路線をそのまま戻ります。バルのときと違い相変わらず駅構内のトイレは見当たりませんが、列車内にトイレがあるのでトイレについては悩まずに済みそうです。この後は郊外の町パルラというところの路面電車に乗りに行きます。

 

 地下鉄とセルカニを乗り継ぎてパルラ駅に。ここから路面電車に乗り換えますが、駅舎を出た途端そこは路面電車乗り場です。便利ですねぇ。このパルラという都市は人口10万人ほどのマドの衛星都市なのですが、路面電車開業したのが2007年と比較的最近なのです。これだけしかない規模の都市に路面電車を新設できるってやはり鉄道に対しての考え方が日本とは違う気がしますよね。今LRTを造ろうとしてる宇都宮ですら50万はいますからね。とりあえず右回りが先に来たのでこれでぐるっと1周します。15分間隔で日中ということもあってわりと空いていました。1周は40分ほどになります。

 
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 1周後することを特に決めていませんでしたが、せっかくなのでやはり1路線だけでも録音したいということで中心駅であるアトーチャ駅へ取り敢えず向かうことに。パルラからの電車は毎時6本あるので時間を気にせず乗ることが出来ます。それでも電車はかなり混んでいました。6両じゃ輸送力足りてなさそうですね…。

 

 アトーチャからは路線図で適当に見繕った地下鉄の12番に乗ろうとそちらの方へ向かう電車を待っていたのですが、隣のホームに2階建てのセルカニが入ってきました。箱っぽくて結構特徴的な顔つきだったので乗りてぇなぁとは思っていたのですが運用が全くわからなかったので諦めていました。(450系っていうらしい。Wikiってすごいね。)でも目の前に来たなら行先気にせず取り敢えず数区間だけ乗ろうということで乗りました。車内の座席配置は3-4のボックスシートで詰め込みが効かないことはわかっているのでとりあえず座席定員を増やそうという感じの内装でした。それでもこの路線は先程のパルラからなどの他の路線と比べてもかなり乗車率が低めに感じられました。そういう特定の路線にしか入らないような運用が組まれてるんですかね…?

 

 その後、12番の地下鉄を目指して3回ほど乗り換えをこなします。地下鉄では乗り換えのある駅は途中駅でも機能しているかどうかは別として一応乗車ホームと降車ホームが分離されているようでした。ただ降車ホームから乗る人の多さが、国民性を物語ってますね。嫌いではないですが。

 

 この12番の路線というのは先述のご紹介した3要件にすべて当てはまっています。郊外で中途半端な区間を結び、全長も6駅ほどです。混雑も予想通り、かなり空いてはいたのですが列車の発車までにレコーダーを探し当てることが出来ず、この後親との約束時間もあり、泣く泣くスマホで録音することに。でも周りからは自撮りしている人に見られたようで、怪しさは半減しました。やったぜ。途中にサンフランシスコとかいう駅がありました。ここはスペインです。


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 終点についたらすぐに引き返します。この時点ですでに8時頃でした。欧州はどんな先進国でも夜は比較的場所によっては危ないので、基本的には早い段階で引き上げようとしますが、スペインにはシエスタという昼寝の習慣があるので、その分夕食も遅く、9時以降摂るのが一般的です。その為、夜のほうが人通りは多くなり、夜に出歩くのも安全な方ではないかなと個人的には思います。

 

 というわけで、これにて全行程が終了したので帰りました。帰りの飛行機ではまた君の名は。を視聴しました。オタクはすぐハマる。というわけで無事帰国したわけですが帰ってきてはや1週間以上経っていますが、未だに時差ボケが治りません。朝の6時に寝て昼の1時位に起きる生活を繰り返しています。一体いつになったら治るんでしょうねぇ~、困りますねぇ~。