起きたら時計は無情にも8時の文字を表示しておりました。どちらにせよ南海は当初から2日かける予定でいたので、特に起きる時間も予定もまっさらだったのですが、8時はそれにしても遅すぎます。また、電車の本数が多いうちに加太線の全駅下車を片付けてしまいたかったので、少々ショックでした。
というわけで泉佐野の駅へ急いで本日使用するきっぷである「奈良・斑鳩1Day 南海拡大版」を購入します。このきっぷは名前からしてもわかると思いますが、近鉄と奈良交通の1日乗車券に南海全線と泉北高速線の1日乗車券が付いたもので、本来の趣旨は奈良周辺の神社仏閣の便宜を図ったものです。が、前日と同様、このきっぷを濫用していわば南海の1日乗車券として使おうという1日目と同じ魂胆です。しかし、前日と違って今回は奈良方面へは一切参りません。合法的な南海・泉北1日乗車券です。
とりあえずきっぷを購入後、停まっていた和歌山市行の急行に飛び乗って加太線を目指します。が、紀ノ川で15分待ちを食らうことが判明。尾崎で追い越す普通車に乗っても同じ電車になることが判明したので、和歌山大学前に先行して下車することにします。
ゲリラ豪雪に襲われました。シャレにならないほど雪が降ってました。大学生が多数降りていました。9時始業でしょうか。
南海本線 紀ノ川 下車
いきなり止みました。先程の雪は何だったんでしょうか。ここから加太線の全駅下車です。
南海加太線 東松江 下車
大通りに面し、大変賑やかな駅です。おまけに晴れたので次の中松江まで楽に歩けます。
南海加太線 中松江 下車
東松江からの大通りを1本入ったところにあり、これだけでも駅の雰囲気はガラッと変わりました。
にしても駅員がどの駅にもいますね。八幡前からはまた隣の西ノ庄まで歩きます。
南海加太線 西ノ庄 下車
ここに来て初めての加太線内での無人駅です。駅舎というかホームの壁に穴を開けたって感じの駅ですね。
南海加太線 二里ヶ浜 下車
特に言及することはありません。駅員はきちんといました。隣の磯ノ浦まで三度歩きます。
南海加太線 磯ノ浦 下車
駅前にある海水浴場はそれなりに有名みたいで顔出しパネルもありました。二里ヶ浜で捨てた電車の折り返しに当駅から乗ります。乗りつぶし時に加太は下車済なのでこれにて加太線の全駅下車は終了です。ギリギリ毎時3本の時間帯に滑り込めたこととどの駅間も1キロ前後だったので気軽に歩けたことも手伝って想定よりも大分早く終わらせることが出来ました。
時刻を調べた所、ちょうど多奈川線の電車とうまく接続していることが判明したので、多奈川線の各駅(といっても終点の多奈川は例のごとく下車済なので降りるべき駅は2つ)へ向います。
明石海峡大橋がなかった頃はここから洲本までの船が重要な航路として栄えていたらしいですが、今となってはその面影もありません。駅前もただくたびれただだっ広い歩道が当時の繁栄を物語ってくれるだけです。駅舎の裏には臨時改札もありました。
南海多奈川線 深日町 下車
深日港から滅茶苦茶距離が近いです。歩いても6分ほどです。駅のホームからは両隣の多奈川まで見られます。
公園の休園日らしく駅前は閑散としています。特急が停まる割には本当になにもありません。もはや乗り換え専用駅ですね。
ここからは難波方面に向けて駒を進めていきますが、多奈川線との接続の関係上、一度スルーした孝子を下車するため、一旦和歌山市方面へ引き返します。
南海本線 孝子 下車
南海の本線系統では一番の秘境駅ではないでしょうか。人家があまりありません。それでも本線の地位に甘んじて毎時4本も列車が来ます。ただ、駅前には車通りの多い道路が存在しており、(秘境感は)ないです。
南海本線 淡輪 下車
どうやらそれなりに名の知れた景勝地だったようです。駅前は観光地と郊外住宅地が混ざったような雰囲気で少しカオスでした。駅舎はモダン建築風ですね、大正頃のものでしょうか。前にも記した気もしますが、平気でこういう駅舎が残っているのも他の大手私鉄と違って南海の面白いところです。
南海本線 箱作 下車
すぐ近くに踏切があるのに何故か歩道橋が整備されている不思議な駅です。淡輪とは打って変わって近代的な質素な駅舎です。
上りホーム下りホームともに改札があるのですが、片方の駅舎が極端に新しいです。改札を増設したのでしょう。
南海本線 尾崎 下車
特急停車駅…なんですが駅前は狭いですね、ロータリーもありません。駅前も他の駅と比べて少しは栄えてるかな?という程度です。
南海本線 樽井 下車
某聖地、泉南イオンの最寄り駅ですね。徒歩15分ほどかかるのでスルーしました。
ちなみにこの駅には何回では珍しい新ゴで構成された駅名標があります。(↓)南海は基本的にゴシック4550を用いていますからかなり珍しいですね。
南海本線 岡田浦 下車
駅前の府道も狭く昔からある集落って感じの町です。ホームの難波寄りにはゴリ押しで造られたような改札がありました。
南海本線 吉見ノ里 下車
田尻町の実質的な中心駅です。町内には他に関西空港駅がありますが、関西空港に住んでる人はそもそも居ないので利用できませんね。
南海本線 羽倉崎 下車
夕方には多くの列車がこの駅を終着にします。昔は日中も当駅終着の列車があったそうで、駅構内は2面3線になっています。
一度本線を離れてりんくうタウンのみ下車しました。空き地も多く目立ち、泉佐野市がいたたまれませんね。ちなみに風がめちゃくちゃ強くて寒かったです。
南海本線 井原里 下車
すぐに本線に戻ります。駅間が妙に近いと思ったら戦後の新設駅なんですね。
南海本線 鶴原 下車
次の二色浜まで歩きます。
南海本線 二色浜 下車
これにて南海本線系統の全駅下車は終了です。蛸地蔵迄の下車記録はこれを見てね。♡(貝塚は以前下車済)
というわけで、これから取り敢えず高野線に向かい、暗くなるまでに降りられる駅を降りようということで貝塚で降りて空港急行を待ちます。その間に以前降りたものの軽く下車して駅舎撮影。以前降りたときはまだSyamu_gameの存在が知られていなかった頃でしたね…。
天下茶屋で区急に乗り堺東で普通に乗り換えて、白鷺へ向います。ちなみに中百舌鳥までは泉北高速と合わせて下車済で、その時の様子はこちらです。
南海高野線 白鷺 下車
中百舌鳥と2連続で2面4線の駅が続きます。豪華ですね。
優等通過駅とは思えない栄え様です。駅看板の丸ゴシックが中々かっこいいです。
南海高野線 萩原天神 下車
小さな駅舎です。
南海高野線 北野田 下車
急行停車駅です。駅名書いた看板つけて(懇願)
南海高野線 狭山 下車
ここから堺市を離れて大阪狭山市になります。埼玉の狭山市駅よりも前から狭山駅を名乗っていたんですね。
個人的にクソダサ駅名BEST10くらいに入るんじゃないかと思うくらい違和感を感じる駅です。狭山遊園前にもどして。
南海高野線 金剛 下車
駅前に巨大ニュータウンが広がり全列車が停車するそれなりの拠点駅です。特に東口の方はニュータウンって感じの町並みです。
南海高野線 滝谷 下車
駅舎も駅前も小さな駅です。
南海高野線 千代田 下車
ちょうど全駅下車をしていた時間千代田行が多く走っていましたが、決して多い行先ではないんですね。2面2線で千代田で橋本行き接続などの印が付いている電車もありましたがどう回しているんでしょうか。駅前には再度ニュータウンが広がっています。
1ヶ月ほど前に近鉄で来たばかりの河内長野です。本来ならば次の三日市町まで降りたかったのですが、日が傾きかけていたので断念。取り敢えず折り返して難波に戻ります。ちなみにこの時点で今後の予定は全く未定です。
しかし、難波につくと電光掲示板には泉北ライナーの文字が。することもないのでこれの収録を決断。某氏から教えて頂いていた席番を元に無事席を確保し、スピーカー直下で録音します。
南海高野線・泉北高速線 泉北ライナー 和泉中央行 難波→和泉中央
平日の夕方という時間が時間だけあって比較的混んでいました。(といっても窓側のみが8割埋まる程度)ただ普段使いとして20分~30分で500円の特急料金はケチなので自分なら出し渋ります。ただ泉北ライナーを使わないと泉北方面へは直通列車が20分空いているので悩みどころですね。
和泉中央につきました。折り返しは準急で戻ります。取り敢えず難波に戻るの精神は何なんでしょうね。しかし、これが功を奏します。戻ると8分後くらいに出るラピートがちょうどあるではありませんか。窓口で特急券と乗車券を発行し(例の一日券は関西空港は何故か使えない)、本日2度目の課金をします。
スピーカーが変な位置にあります。しょうがないのでデッキの丸い所にぶっ刺して放置です。車内も中々奇抜なデザインで面白いですね。
関西空港からも取り敢えず戻ります。難波まで例のごとく戻ろうとしましたが、天下茶屋で引き返して本日の宿方面へ向かいます。明日は高野線の全駅下車をする予定なので高野線沿線の快活を目指します。候補として中百舌鳥と滝谷が有るわけですが、Googleの便利な混雑がわかるグラフを見ると滝谷はめちゃくちゃ混んでそうだったので、駅から少し離れては居ますが、中百舌鳥の快活へ行くことに。しかし少し時間が早かったので堺東で数本自動放送を回収してから中百舌鳥へ向かいます。
が、平日の夕方ということで肉声放送に被られまくり。結局回収できたのは準急和泉中央と普通千代田の接近放送のみ。意気消沈しながら中百舌鳥の快活へ向いましたとさ。